KASEIプロジェクトとは

KASEI プロジェクト(Kyushu Architecture Student Supporters for Environmental Improvement project)は、被災地に建設された仮設住宅地の環境改善活動を行い、居住者に安らぎのある住環境と、それら一連の活動を通じて豊かなコミュニティを築くことに「加勢(かせい)すること」を目標とします。


KASEI.r2とは

KASEI.r2は、九州で建築を学ぶ学生および教員で構成されたボランティア団体です。熊本地震を機に発足したKASEIプロジェクトを基盤として、この度の豪雨災害被災地支援のために名称をKASEI.r2へと改め、コロナ禍における今後の活動可能性を模索しながら熊本県内の大学を中心に活動しています。

熊本地震の被災地においては、仮設住宅団地に訪問して住民や行政の方々に住環境や生活上の課題などをうかがい、皆様と一緒に家具や花壇等の「ものづくり」を行ったり、季節のお祭りや行事といった「ことづくり」をお手伝いしたりして住環境の改善に取り組んだ経験があります。

コロナ禍の下では現地にうかがうことも困難ですが、今後の状況を見極めつつ、令和3年度より本格的な活動を始めていきたいと考えています。


活動内容

「ものづくり」と「ことづくり」の両面の環境改善支援を同時に実施していきます。

九州の大学・高専の研究室を単位としたチームで、各仮設住宅の支援活動を実施し、居住者と協力しながら活動していきます。活動で得られた経験や情報を整理・共有しながらKASEIプロジェクトに蓄積し、他仮設団地での支援プロジェクトで展開していきます。


参加大学・高専

九州産業大学・熊本県立大学・九州大学・ 福岡大学・近畿大学・佐賀大学・長崎大学・熊本大学・崇城大学・熊本高等専門学校・ 第一工業大学・有明工業高等専門学校・鹿児島大学


ロゴ・ビブス

KASEIの学生・教員が着用しているビブスは、2020年東京五輪・パラリンピックのエンブレムを手掛けたデザイナー、野老朝雄氏のデザインです。「人」という文字を組み合わせてできるオリジナルロゴマークですが、いくらでもバリエーションがつくれます。組み合わせた中に「輪」が浮かび上がるデザインにもなっています。人と人がつながり・加勢しあい、郡となって新たな形となるこのデザインは、KASEIのコンセプトにも通じるものとなっています。